前回は大変良い釣果でしたので、もう一度味わおうと日を空けずに再度チヌのかかり釣りに行ってきました!
釣行データ
釣行日時 | 2022/04/08 5:45 ~ |
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釣行場所 | 小佐ボート |
潮回り |
小潮
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主なヒット時刻 | ①7:00 |
Contents
前回の釣行ではチヌが爆釣で早上がりしました。

チヌかかり釣り爆釣でした【小佐ボート】
春といえば乗っ込みチヌ!産卵を備えて荒食いをするため数、型ともに期待できる時期です。昨年は始めたばかりで苦戦しましたが今回は…
今回の釣行は結論から言うと非常に厳しい結果でした!

くっそー!今夜はチヌパーティーの予定だったのに!
ちたまん
そんなに甘くはないよねぇ~w
ツン子
このうち1匹のチヌは友人が釣ったものです・・・。つまり本命は1匹のみ!
ダンゴ配合データ
- 米ぬか:30杯
- 砂:15杯
- アミエビ:2kg
- オキアミ:少量
- 細びきサナギ:2杯
釣行レポート
日の出ともに港に到着。チヌ狙いと思われる方は他に1名いらっしゃいました。他の方はチヌかどうかよくわかりません。
僕らは和船。他は1人用ボートで出向です。
まず僕らのイカリが下ろされます。
その後、岸側に1名。この人は確実にチヌ狙いの装備。
そしてさらに岸側に1名。この人は何狙いか不明。
もう1名いましたが、その方は別のポイントへ行きました。

図にするとこういう感じですね。赤色が僕です。中央の人はチヌ。
最初にイカリを降ろしてもらったので、一番に僕らがダンゴを投入出来ました。チヌを寄せたもん勝ちのところがあるので空団子を大量に投下します
前回の僕がいる件・・・
開始から15分ほど経ったころ・・・。
「見てみろ!きてる!」
友人が声でハッとなり前方を見てみると中央の人がやり取りしてます!
この時とても嫌な予感がしました・・・。
さらに5分後・・・
「またや!」
さらに中央の人にヒット!
その後も立て続けに釣りあげていきます。
前回の自分を客観的に見ているようです・・・。
どうも中央にチヌが集中しているようです。とはいえそういうリスクは頭に無かったわけではありません。この状況でどう釣るかが大事です。
で、僕らはというと・・・
オキアミが一切食われない!
綺麗なまま帰ってきます。
ボケだけは喰われる
今回はオキアミに加えてボケも持ってきたので、ボケも投入します。
すると・・・
ん?
穂先に違和感・・・。
針を確認するとエサが無くなっています!どうやらボケは反応があるようです。
とはいえボケは10匹しかいないので、慎重に使っていきます。
そして7時ごろ・・・
スッ
ズボッ!
穂先が水中に引き込まれ合わせると
乗った!
何とか一匹ゲットです。
その後も時々ボケを混ぜながら攻めていきますが釣れず。ボケは喰われていますがオキアミのほうは全くです・・・。
しばらくすると風が出てきました。
中央の人の竿が曲がらなくなりました。時合いは終わったようです。
次第に僕らのボートが流されてポイントから外れ始めると・・・
きた!
オキアミに喰ってきました!でも小さい!
上がってきたのはチャリコ。
その後にキスを追加しました。
ここで大将がやってきてボートの位置を直してくれました。
最初は真ん中の人と20mほど離れていましたが、5mくらいのところにおいてくれました
最初からこれくらいにしてほしかった・・・
寄せてもらった時に中央の人に餌を聞きましたが、オキアミでもコーンでも喰ってきたとのこと・・・。
その後、中央の人が数枚掛け、友人も1枚ゲット!これもボケでした。
相変わらずオキアミの反応はゼロです・・・。
そうこうしているうちにボケが無くなり、ダンゴも尽きたので納竿となりました。
最終的に中央の人は12枚ほど釣ったようです!
ちなみに一番岸側の人は何も釣れていなかったっぽい・・・
チヌの群れているポイントはかなり狭い
まずはこれ。前回の釣行と併せて考えるとポイントが狭いとしか考えられません。
他の日の釣果を見ても今年は1艇しか釣果が無いことが多いです。
前回の配置

前回はこのような配置でした。中央の赤色が僕です。この配置で前回は僕だけは爆釣しました。前回の記事には書きませんでしたが、前後の方は全く釣れていませんでした。
岸側の和船のうち1人はメバル狙いのようでした。メバル狙いなら根のあるポイントに連れていくはずです。

なので水中はこのようになっていたのではないかと思います。
※実際に上図の位置に根があるそうです。ただ少し離れると前後左右すべて根があるとのこと。
和船のもう1人はチヌ狙いです。しかしこの人はほとんど寝ていました。
よく見かける人なので船酔いとは考えにくいです。また当日は穏やかでうねりも少なかったですしね。まあ体調が悪かったのかもしれません。他に考えられる理由としては・・・
- ポイントから外れると釣れないことを知っていたから諦めた
- 根がかりが酷くて諦めた
このいずれか、または両方と思われます。そして沖側の人は全く釣れていませんでした。
根のそばに群れを形成する
他の地域はわかりませんが、この地域の乗っ込み期のチヌは岩礁のすぐそばに群れを形成して餌を荒食いするようです。そしてわざわざ遠くまで食べに行かないようですねえ・・・。
釣れたのは産卵に絡まない個体?
今回はポイントから外れていたとは言え船中2枚は釣れました。こちらの理由を考えたほうが有意義です。
まずこの2枚のチヌはどちら小さく、大きいほうで30cm前半でしたね。またお尻が赤くなっていませんでした。この時はオスなのかな?と思いましたが、腹の中から小さいですが卵巣が出てきました。
クロダイは性転換する魚です。小さいときはすべてオスでその後に雌雄同体となり、25cmを超えたころから徐々に分化しますが、大半はメスになります。
雌雄同体の卵巣と精巣の状態がどのようなものか詳しく知らないので断定できませんが、今回釣れたのは「メス」または「ほぼメス」という個体です。なのにお尻が赤くなっておらず卵巣も小さいということは現状では産卵には参加していないということです。(後日スイッチが入るのかもしれませんが)
つまりやる気満々のチヌ達が岩礁の付近で荒食いしている反面、お子様や草食系なチヌ達はそこには近寄らずにフラフラしているという感じ?
性欲と食欲によって狂喜乱舞している個体群と違い、これらの個体はオキアミを一切食わずにボケしか喰ってこない。心に余裕があるのでしょう。冷静に餌をチョイスしてくると・・・
今後の対策
これらのことから今後の対策として
人が少ない時を狙う
自分しかいなければ、目の前で爆釣されるという事象は発生しません。流石に自分しかいないという状況は難しいかもしれませんが、予約をギリギリにして予約状況を確認してチヌ狙いの人が少ないときを狙うのも手です。
オキアミ以外のエサを沢山持っていく
ポイントから外れたらオキアミだけでは戦えないので何かしら用意していくべき。乗っ込み期は柔らかめなエサが良いのでボケが一番と思いますがエサが数種類あると確率が上がると思います。
爆釣ポイントから外れた場合
この場合は2択。
- 遠く離れたポイントに変えてもらう
- オキアミ以外でその場で粘る
これを選択しないといけない。流石に数百メートルも離れれば別の群れがあると思いますので、開拓者精神でそちらを探しても良いですね。
来年は違うことにかける
これらはあくまでも今年の話でしかないです。来年は群れがもっと薄く広がっているかもしれません。そうすれば1艇しか釣れないなんてことにはならないので気にする必要はないです。
ただこういう年もあるとすれば対策しておけば坊主は逃れられます。