Arduinoを触ってみたいけど、何を買ったらいいのか、なにから始めればいいのかわかならない!調べて見れると便利でお得な学習キットがあるじゃない!速攻ポチッたので紹介してみる

Arduinoを買えば電子工作の初心者でもLEDチカチカさせたり、ディスプレイに文字出したり、学習リモコン作ったりできるだって!

ちたまん

へえ。すごく便利なものが有るんだね

ツン子

これは買って遊ぶしかないね!

ちたまん

Arduinoを買う動機はこんな感じではないかと思う。しかしいざ買おうと思うと様々な問題が出てくる。

例えばLEDを光らせるだけでも・・・

欲しいけど何を買っていいのかわからない!

ねえ。LED一つとっても何種類もあるよ。大きさも色々あるし、チップLEDとかパワーLEDとかもあるけどArduinoではどれが使えるの?

ツン子

たしかに!そもそもArduino本体もいくつか種類があるじゃん!
てか本体とLEDさえあればいいのか?抵抗とか要らないの???

ちたまん

と、このように何を買ったらいいかわからない状態になりましたw

そんな僕らの味方がArduinoスターターキットだ!

というわけで買ってみた

アマゾンで見るとこういった学習キットがたくさん販売されているけど、基本的に値段が高いほど内容が豪華になる。ちなみこのキットは購入当時3,400円くらい。ちょうど中間くらいかな?

注意

セット内容は見直されることが多く、同じ商品名でも内容は同じとは限らないので、自分に必要なものが含まれるかセット内容を確認してから購入しよう

Arduino学習キット付属品

このキットは上図のものが入っている。Arduino互換ボード本体とブレッドボードはもちろんのこと、LEDや抵抗といった基本的な電子部品に加えて液晶ディスプレイやサーボモーター、リモコンといくつかのセンサーが入っている。

たくさん入っているほうが良いのか?

上述のようにこのキットの内容は決して多くはない。5,000円程度のセットならこの倍ほどの部品が入っている。

「使わないなら使わないでいいや。」

と、湯水のごとく資金を投下できるなら高額なセットを買うべきだと思う(1万円以下ですけどね

だが、僕のような貧乏人で極力無駄を省きたいならこれくらいのセット内容が良い

学習キットの付属部品は実用に耐えうるか分からない

まずこれは頭に入れておいてほしい。学習キットの部品はあくまでも学習のためのもの。そしてこれらのキットは熾烈な価格競争に晒されている。当然品質が良いわけがない。

いくつかレビューを見ていけばわかるけど、センサー類の精度はあまり良くない。例えば温度センサーであれば5度以上ずれている場合もあるみたい。当然実用には耐えない。とはいえ温度センサーの使い方を学ぶためと割り切れば温度変化さえ読み取れればさほど問題はない。また通信系の部品なら実用させるには電波の送受信の安定性や技適の取得なども考慮しなければいけない。

つまり実験だけでなく実用まで考えるならキット付属品の性能は不十分と考えたほうがいい。

MEMO

付属部品のうちいくつかに不具合があることは覚悟しといたほうがいい。流石に本体の故障はクレームだけど、LEDが一つ光らないくらいはその程度の品質と思って購入したほうが精神衛生上では正解

そんなわけで必要だからとあれもこれも入っているものを選ぶより、回路構成や接続方法、プログラミングの基本が学べることを重点に選んだほうがいい。基本がわかれば個別に部品を買ってネット検索で切り抜けられる(はず

そういう観点でこのキットがバランスが良いと判断し購入に至ったというわけ

互換ボードでも問題ない?

少なくともこういったキットに付属している互換ボードの場合、キットの内容範囲の動作では問題が無い。互換ボードは基本的に純正に準拠した動作をすると思って大丈夫。ただ各種部品が純正より低品質な可能性はある。それは安定動作や寿命などに影響を与えるかもしれないけど実験には十分です。レビューなどで「普通に使える」と書いてあればいいと思う。

注意

キットの中にはArduinoまたは互換ボード本体が含まれていないものもあるので気を付けよう。本体が入っていないから「この量でこの値段」という適正価格のものもあれば、物量で誤魔化した初心者騙しのセットもあるので注意しよう

気になるマニュアルの内容は

さてこういったキットのうれしい点はマニュアルが入っていること。このマニュアルには学習用のレッスンも含まれる。今回のキットの場合だと全部で29のレッスンが用意されている。レッスンを進めることでArduinoの理解が深まっていくわけだね。これは嬉しい。

さて気になる内容だけど、まずこのキットの場合は英語になる。日本語がないのは残念だね。とはいえ日本語マニュアルが付属のキットでも翻訳がかなり強引でわかりにくいらしい。

ちなみにレッスンの内容はブラウザでも閲覧可能

Lesson1~5は飛ばしてOK

レッスンは1~29まで用意されているけど、最初の5つはチュートリアルのようなものでuno実機は使わない。今後進めていくうえで必要なことが書かれている。ざっくり以下のようになっている。

  1. Arduinoとは?
  2. OSOYO UNOについて
  3. Arduino IDEのダウンロードとインストール
  4. スケッチの基本的な書き方
  5. ライブラリーのインストール

この中で最初に必要なことは「Arduino IDEのダウンロードとインストール」と「スケッチの基本的な書き方」だけ。そしてこの2点についても大したことは書かれていない。それ以外の項目はレッスンを進めながら必要な時に参照すれば大丈夫。逆に最初に読んでもよくわからないので流し読み程度がおすすめ

そんなわけでIDEのインストールさえ出来たならレッスン1~5は飛ばしてよい。

なおIDEのインストールについてはこちらの記事で説明している

Arduino IDEのインストール

Arduinoは専用のArduino言語というプログラムをフラッシュメモリに書き込むことで動作するマイコン。そのために使用す…

Lesson6以降の概要

レッスン6以降ではLEDをはじめディスプレイやモーターを接続してArdiunoのプログラムや回路設計を学んでいく実践形式になっている。それぞれの概要と参考記事をまとめたので参考にしてほしい

Lesson 6

レッスン6ではArdiunoの基板上にあるLEDを光らせる。

https://osoyoo.com/2017/06/28/arduino-lesson-blink/

このレッスンではまだブレッドボードを使って回路を組むことはしないので、回路を組むことに不安があっても大丈夫。またスケッチもあらかじめ用意されたものを使用して修正を加えるだけなので初心者でも安心して取り組める

Arduino内蔵のLEDを光らせてみる

ArduinoはLEDなどを接続して使うものだけど、何も接続しなくてもオンボードのLEDを操作することが可能

Lesson 7

レッスン7では定番のLチカことLEDの点滅を学習する。

https://osoyoo.com/2017/06/28/arduino-lesson-led/

このレッスンではLEDの回路の組み方の説明を通してブレッドボードの扱い方やLEDの極性などについても触れられているので、必ず学習したいレッスン。このレッスンをクリアできれば大まかながらArdiunoを使った回路の組み方、プログラミンがやりたかたが見えてくると思う。

このレッスンについては以下の記事で解説している。

ArduinoでLEDを点滅させよう【Lチカ】

Arduinoでなにやる?Lチカでしょ。ということで購入したOSOYOOのスターターキットにも当然のごとくLチカのレッスンが…

Lesson 8

レッスン7でLEDを点滅できたので、レッスン8では一気に8個にLEDを増やす。

https://osoyoo.com/ja/2017/09/05/osoyoo-basic-kit-for-arduino/

回路が複雑になるのでブレッドボードへの部品の接続も工夫が必要。またプログラミングでは同様のコードを実行するためにFor文を使用する

Arduinoで8個のLEDを順番に点灯させる

Arduinoで1個のLEDを点滅出来たので次は複数のLEDでやってみよう。 個数が増えると回路の組み方にも工夫が必要だね

Leasson 10

レッスン10ではPWMを使ってLEDの明るさを変化させる方法を学ぶ

https://osoyoo.com/ja/2017/06/30/arduino-lesson-pwm-control-led-brightness/

PWM制御を覚えればLEDだけでなく、モーターやサーボモーターの制御もできるようになるのでここはしっかり押さえよう

【Arduino】PWMでLEDの明るさを制御する方法

この記事ではArduinoでPWM出力をする方法を説明する。PWMを利用すればLEDの明るさを簡単に変化させることがでるよう…

Leasson 11

このレッスンではボタンの使い方を学習する。

https://osoyoo.com/2017/07/02/button-2/

ボタンの使い方は意外と難しくプルダウン抵抗というものを挿入しなければならない

【Arduino】ボタンを押した時にLEDを点灯させる

ボタンを回路に組み込むことで、ON、OFFで異なる動作をさせることができる。ここでは基本のLEDの点灯を制御する

Lesson12

ここではアクティブブザーの使い方を学びます

https://osoyoo.com/2017/07/03/buzzer-2/

ブザーにはアクティブブザーとパッシブブザーがありその違いについても説明しています。

Arduinoでブザーを鳴らす方法

今回はArduinoでブザーを鳴らしてみます。ただ鳴らすだけならアクティブブザーを使えば驚くほど簡単にできます。